デフレインフレ宗旨変え・チバリーヒルズ/トピックス版20010703
バードレポート・トピックス版2001.07.03.
2001.7.2.日本マクドナルドの藤田田社長はデフレからインフレへの宗旨変え。「私は3年以内にインフレになるとみている。」「1-2年は改革の痛みからデフレが続くかもしれないが、景気が持ち直してインフレになる。」「インフレを見込んで出店を急ぐ。(株式上場の400億円の)調達資金は出店投資に充て、約3700の店舗数を早い時期に1万店まで拡大したい。……これまであまり土地は購入してこなかったが出店のための土地購入も考えている。」(2001.6.28日経インタビュー記事)
更に日経ビジネス2001.7.2号でのインタビュー記事からは藤田田社長がなぜインフレと考えるかが読めます。「政府の抱えている600兆円の赤字をどうやって消すかです。……インフレ政策しか残っていないんですよ。だから、これから大局的に見て、政府はインフレ政策に転ずるんではないかという感じがしているんです。」
ハンバーガーは94年には210円。95年には130円。今は平日ならば65円。そして東京の新宿駅近くはマクドナルドだらけ。ある交差点からはなんと4店ものマクドナルドがどれも近くに見えます。1万店となれば日本中がこうなるのでしょうか。
「デフレはあと10年続く」と言っていた藤田田社長もいよいよ宗旨変えのようです。インフレに対応するためにも株式上場するというのですから。
2001.6.28 チバリーヒルズ に 幽霊タワー 日経2001.6.28に、ふたつの住宅の広告です。いずれも新築ですが、建築確認は平成2年です。
ひとつは「ワンハンドレッドヒルズ」です。敷地1058坪に建物156坪でテニスコートつき物件が3億7110万円です。バブルの頃にビバリーヒルズをもじり「チバリーヒルズ」と呼ばれた超有名な住宅地です。あの頃はいったい幾らしたのでしょうか。
東京新宿区曙橋の23階建てマンション。ほぼ完成したもののバブル崩壊で打捨てられ電気もつかないので幽霊タワーなどとも呼ばれていたと聞きます。売主も変わりピカピカに仕上げての新築分譲中です。
これらはバブル清算が進んでいる証拠なのでしょうか、まだ終わっていない証拠なのでしょうか。
2001.6.27東京がニューヨークになる日…都心居住での不動産の価値NewsWeek日本版2001.7.4号の特集記事は「東京がニューヨークになる日」です。「仕事が終わったのは夜11時。近くのイタリアンレストランへ、遅めの夕食を食べにいく。店を出て、家路についたのは午前1時。金曜の夜ならジャズでも聴きにいくところだが、明日は仕事だ。タクシーを拾い、15分ほどでマンションの前に着く。通りを見ると、近所のバーがまだ開いている。寝酒に一杯ひっかけるのも悪くないなと、ふと思う―。
ニューヨークではごく自然な光景だ。…だが、東京ではありえない話だ。」とか「東京はまだ近代ではない」などと、外国人(と思われる)記者が東京をこきおろしています。
地下鉄は夜中には止まってしまう。コンサート終了後にまともな食事が取れる店は少ない。ニューヨークに見劣りするのは事実です。それでも都心の一部では局地的にはこれに似た生活が始まっています。
東京の都心部では人口急増中です。たとえばバブル時はオフィスビルばかり増えた日本橋周辺は分譲マンション建築ラッシュです。都心は仕事にも遊びにも医療にも便利な街になりつつあり、若者ばかりかシルバー富裕層も郊外から住み替えています。ニューヨーク流夜遊びライフを求める人が増えればそのニーズに対応するビジネスも始まります。石原東京都知事はバスの終夜運転を検討しています。東京の都心部は新たな価値の蓄積を始めたかのようです。
「都市再生」が経済運営の大きな柱になります。閣僚資産公開の結果として、竹中平蔵大臣が都心居住の拠点でもある東京都中央区佃の超高層マンション街、リバーシティーにある日本で2番目にノッポの54階建てマンションに住んでいることが分りました。(1番は埼玉県川口市のエルザタワー55です。)
神奈川県藤沢市から移られたようですが、「都市再生」を牽引する大臣が自らのために選んだ街ですから、一見の価値があります。都心居住の不動産の価値という観点から見てもおもしろいですし、容積率600%のマンションとはどんなものかなんていう見方もできますし、巨人の松井選手もこの街に住んでいるとのうわさですし。ちなみにBird発行人は、大臣の54階建て高級マンションを、ベランダから見ることのできるマンションに住んでいます。
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