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予定利率21年ぶり引上げ・銀行が遺産整理業務参入 /トピックス


バードレポート・トピックス版2006.1.19.

  • 株式投資セミナーは若者でいっぱい
  • 日本生命は21年ぶりの予定利率引上げ
  • 三井住友銀行が遺産整理業務に参入する


株式投資セミナーは若者でいっぱい


1月7日に東京の日比谷公会堂でジム・ロジャーズの講演会がありました。クォンタムファンドという著名なファンドを設立した世界的な投資家で、バイクや車で世界冒険旅行をしたことで有名です。

「冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行」「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」といった彼の本をbird発行人はとても面白く読みました。

2万円もするチケットを買いましたので、前から4列目、ほんの数メートルの近さから本人の話をきけました。世界各国での冒険体験とその国への投資の是非とを組み合わせた大変面白い講演でした。

彼の2歳になる娘の子守担当は、英語を全く話せない中国人女性だそうです。そうすることで自然にバイリンガルに育てています。娘の時代には中国語が一番大切な言葉になるから、という判断からです。

さてこのセミナーでの最大の驚きは2000人も入る日比谷公会堂が満員になり、その参加者の多くが若者、それも20代だったということです。

この講演会はジム・ロジャーズだけでなく、様々な個人投資家、たとえば200万円を2億円にしたという個人投資家が投資の仕方を語る「株式投資セミナー」です。10年前は若者がこのような株式投資セミナーに殺到することはなかったと思います。

「貯蓄から投資へ」の流れなのか、「働くより儲け」の世相なのか、そしてデイトレーダーを初めとするネット株式投資家が一般化したためなのでしょう。

昔の株式投資は「胡散臭い」ものでした。

「この銘柄がお勧め」という証券マンの電話でお任せ発注し、実際にどのように売買されているかわからないままに、高い手数料を払っていました。

現在はネットの進化で昔の株式投資とはまったく違うものになっています。手数料が安くなったこともありますが、それよりもネットのお陰で取引の透明性が増したことが大きいのではないでしょうか。

かつて証券会社が情報を独占していましたが、それがネットで公開され、また自分の売買発注がどのように証券取引所のマーケットに流れていくのかまで、ネット上で自分の目で確認できます。透明性が増したことでリスクは減り人気が集まります。

また株式投資が胡散臭くなくなったので、純粋投資ばかりでなく、多くの人にとってエンターテイメント的要素をもつようになったようです。

単に儲けるだけが目標でなく、投資手法を勉強し、投資セミナーに参加し、ネットで実践するという楽しみ方です。これからは団塊の世代が次々引退します。家でやることもなくて、ゴロゴロするか・テレビをみるか・ネットトレードでもするか、というような人が急増するのではないでしょうか。

日本生命は21年ぶりの予定利率引上げ


一時払いの生命保険が銀行窓口で販売されるようになっています。日本生命はその一時払い型の生命保険の予定利率を引き上げます。つまり保険料の値下げとなります。

対象になる契約は、保険料を契約時に一括して支払う一時払い型の終身、養老、年金保険です。引き上げ幅は年0.05パーセントから0.1パーセントです。

引き上げ幅はわずかなものの、なんと21年ぶりの引き上げです。厳しい販売競争ですから無理しても追随する保険会社が出現しそうです。改めて体力勝負ともなりそうです。

(日経金融新聞 2006.11.17.)

三井住友銀行が遺産整理業務に参入する


三井住友銀行は、相続を受けた人の依頼で遺産の調査配分をする「遺産整理業務」に参入します。

三井住友銀行が住友信託銀行と中央三井信託銀行の代理店となり、4月から個人部門の全て営業店で扱います。なお遺産整理業務ばかりでなくすでに遺言信託業務も手掛けていますので、相続については生前の対策から相続後の処理まで、全てが銀行のビジネス対象になります。(日経新聞 2006.1.6)

これまでは銀行が顧客に対して弁護士税理士を紹介していたことも多かったのですが、そのかなりの部分が銀行自らのビジネスとなります。紹介を受けていた専門家は苦しくなるでしょう。

さて三井住友銀行は融資先へ圧力販売をしたとして公取委から勧告されたばかりです。融資条件として「金利スワップ取引」という金融派生商品を売り込んでいました。弱い立場の中小企業の社長たちに向けて、遺言や相続処理あるいは生命保険販売についての圧力販売が行われないことを祈ります。






 

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